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タカラトミーモール クリスマスプレゼント おすすめのおもちゃ特集!2025

タカラトミーがJAXA等と共同開発した
変形型月面ロボット
「SORA-Q(ソラキュー)」。

本当に月に行ったSORA-Qが
どのように誕生したのか、
その背景を探ります。

SORA-Qとは

SORA-Qの開発は2015年から構想がスタートし、月面に着陸する2024年1月20日までに8年以上の日々が経っています。
JAXA、タカラトミー、ソニーグループ、同志社大学の4者で共同開発を行い、月面で変形、走行し、月まで輸送してくれた小型月着陸実証機のSLIMを撮影する事に成功。一緒に月に着陸したLEV-1に撮影データを送信し、LEV-1が38万キロ離れた地球にデータを届けてくれました。

SORA-Qは月面で自律制御をしながら、つまり地球から一切指示(コントロール)を出さずに自分で考えて行動し、月面探査を行いました。球体時の全長は78mm、そして重量も228gと世界で最も小さい月面探査ロボットです。
変形する時はトランスフォーマーの変形技術、走行する時はZOIDSの可動技術と、皆さんを夢中にさせる玩具の技術が沢山SORA-Qには使われています。

開発に苦労した点

開発時に苦労した事は、地球の砂に似たレゴリスと呼ばれる細かな粒子で覆われた凹凸のある月面上を移動する事です。
6分の1という地球とは異なる重力下で、細かなレゴリスの上を動く事は容易ではなく、さらに月面は整備されてない為共同研究の目標として15度の坂道でも走行できる性能を目標に開発を行いました。

最初は平らな土地でも前に進む事が出来ず、色んな形状や動き方を検討する中で、砂の上でも器用に動く生き物である「ウミガメの赤ちゃん」などの動物の動きを参考にして、バタフライ走行とクロール走行という2つの走行を生み出しました。
この動き方によって、小さくてパワーが出にくいSORA-Qでも、15度以上の坂を上り切れる事が出来ました。
私たちは合計で20回以上の試作品を作りながら、最終的には30度の坂道をも超えるSORA-Qが完成したのです。

玩具の開発は、楽しそうなアソビを考えたら頭の中だけで終わらさずに、直接手足を動かして試作品を作って試していく事が大事です、まずやってみる、そして次の一歩に繋げていきます。何度も失敗したりもしますが、特別なスキル、天才でなくても好きな事を突き詰めるといつかは上手くいくと思って仕事をしています。

私たちは、子ども達や皆さんに沢山楽しんでもらいたいという気持ちから色んなアソビを考え、玩具の技術を研究してきましたが、一生懸命にその腕を磨く事で、全然おもちゃとは遠い世界にある宇宙事業という世界でも役に立つ事が出来ました。

皆さんもぜひ色んな事に挑戦して、自分が好きな事を見つけていって欲しいです。
自分の「好き」、が、誰かの「凄い」や「ありがとう」になるかもしれないから、皆さんの中で、自分の好きを育ててください。
夜に満月を見る時には、ぜひウサギの耳の辺りを見てください。そこには今もSORA-Qが月で待っています。
月でたたずむSORA-Qを思い出しながら、皆さんのおうちでSORA-Q Flagship Modelを動かして自宅を探査する遊びをしてみてはいかがでしょうか?ワクワクする何かが、見つかるかもしれません。

タカラトミー SORA-Qプロジェクト一同

「SORA-Q」の1/1スケールモデルで、
月面探査の未知なる冒険と発見が
自宅でも体験できる商品が
「SORA-Q Flagship Model」です。

POINT1

月に行った機体と同じ大きさ(直径約8cm)で、
同じ変形、同じ動き(バタフライ、クロール走行)が可能。
金属素材の本物感も味わうことができる!

POINT2

専用の無料アプリを使用して、
月面探査ミッション遊びや写真撮影などが楽しめる!

POINT3

JAXA所有の月面データや、
JAXA監修の宇宙に関する豆知識などを
得ることができる!

クレジット:JAXA/タカラトミー/ソニーグループ(株)/同志社大学

SORA-Q Flagship Model で
月面探査を体験しよう!